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洗濯機の「乾燥付き」は同じ?4社の乾燥方式と新旧モデルの選び方を比較

洗濯機の乾燥機能は、名前だけでなく、方式と乾燥容量をセットで選びます。

同じ「乾燥」という言葉でも、化繊向けの風乾燥と、温風による衣類乾燥では使い方が違います。「ハイブリッド」も、メーカーをまたぐと同じ方式ではありません。

4社の掲載機種を、乾燥方式と洗濯・乾燥容量で整理しました。乾かしたい服と量に合わせて、縦型・ドラム式から新旧の候補まで絞れます。

機械乾燥に回す衣類と量を決め、その条件を満たす方式・容量の新旧モデルを比べましょう。

「乾燥付き」を、風乾燥と温風による衣類乾燥に分ける

最初に確認するのは、商品名より仕様表の乾燥方式です。「乾燥機能あり」だけでは、どこまで任せられるか分かりません。

化繊向けの風乾燥を、温風乾燥と同じにしない

パナソニックNA-FA12V5・V6は、洗濯12kgに対して「槽・風乾燥:化繊2kg」と記載されています。ヒーターやヒートポンプの衣類乾燥とは区別して読みます。V5仕様・V6仕様

この「2kg」を、綿のタオルなどを温風で乾かせる容量として扱うことはできません。乾燥機能の有無だけで候補を選ぶと、想定した衣類に使えないことがあります。

一方、日立BW-X100は衣類乾燥を備えない系列です。普段は干す運用なら候補になりますが、洗濯から乾燥まで1台に任せる目的には合いません。BW-X100の新旧モデル

縦型でも温風による衣類乾燥を備える機種がある

「縦型は乾燥できない」と一括りにするのも正確ではありません。

掲載機では、東芝AW-12VPやシャープES-PT11の系列が、ヒーターを使う衣類乾燥に対応しています。洗濯と乾燥、それぞれの容量を見て選ぶ機種です。

ヒーター式は、ヒーターで温風を作る方式。ヒートポンプ式は、空気を除湿しながら温風で乾かす方式です。同じドラム式にも異なる方式があるため、形だけで判断しないでください。東芝の方式解説

東芝とシャープの「ハイブリッド」は同じ方式ではない

ハイブリッドは、何を組み合わせているかまで確認します。

東芝AW-12VP4のハイブリッド乾燥は、ヒーター式です。水冷除湿と、仕上げ段階で外気を取り入れる方法を組み合わせています。東芝のハイブリッド乾燥

シャープES-12Xのハイブリッド乾燥は、ヒートポンプにサポートヒーターを組み合わせた方式です。こちらを東芝の縦型と同じ仕組みとして比べることはできません。シャープの乾燥方式解説

商品名の「ハイブリッド」だけをそろえても、省エネ性や乾燥の条件はそろいません。メーカーの方式名は残したうえで、その中身を確認する必要があります。

また、シャープは新旧で「ハイブリッド乾燥NEXT」「ふわカラハイブリッド乾燥」と呼び方が変わります。名前の変化だけで、別の基本方式に変わったと判断しないことも大切です。ES-12X2の乾燥機能

4社の方式と洗濯・乾燥容量から候補を絞る

掲載する8系列について、公式の方式名と、衣類乾燥に使える容量を並べました。日立BD-STXの左右開きは、方式と容量が同じなので1系列にまとめています。

掲載済みの新旧モデルを同じ系列内で比較しています。価格は楽天市場で確認した本体の参考価格です。設置・引き取りなどの費用と販売条件は商品ページで確認してください。

東芝AWのハイブリッドはヒーター式、シャープES-12Xはヒートポンプとサポートヒーターの併用です。東芝の方式説明/ES-12X1の方式説明/ES-12X2の方式説明

候補は、まず次の使い方から選ぶと整理できます。

この分類は、どの方式が最もきれいに乾くかの実機ランキングではありません。方式・容量など、購入前に確かめられる公式仕様で候補を絞るための整理です。

洗濯12kgと乾燥6kgは、別の上限

洗う量と乾かす量は別
LX129系の例。洗った全量を一度に乾かせるとは限りません。衣類・コースの条件も確認します。

洗濯容量が大きくても、その全量を続けて乾燥できるとは限りません。

たとえばLX129系は洗濯12kg・乾燥6kgです。12kgを洗ったあと、そのまま12kgすべてを機械乾燥する使い方には合いません。LX129EL仕様

毎回どれくらい洗うかに加えて、乾燥まで任せる量を考えてください。乾燥容量を超える場合は、干す衣類を分けたり、洗濯の回数を分けたりする運用が必要です。

乾燥を毎日使うつもりなら、洗濯容量だけを増やすより、乾燥容量が足りるかを先に確認したほうが選びやすくなります。

毛布などは、専用コースの条件を見る

仕様表の乾燥容量は、どんな衣類でもその重さまで入れられる数字ではありません。

毛布やおしゃれ着などには、コースごとの上限や対象素材があります。大物を乾かしたい人は、通常の衣類乾燥のkg数に加えて、使いたいコースの条件を確認します。

「毛布が入る大きさ」だけで選ぶと、洗えても乾燥に対応しない場合があります。機種の説明書で、洗濯と乾燥を別々に確認してください。

乾燥したい服を分けると、必要な機能が見える

乾燥機にかけたい衣類と干す衣類を分けるランドリーのイメージ
衣類の表示を確認し、機械乾燥したい量から必要な容量を考えます。イラストはイメージです。

乾燥機能を使うか迷うときは、普段の洗濯物を「機械乾燥したい服」と「干す服」に分けてみましょう。

タオルなどだけを機械乾燥したい人と、毎回できるだけ多くの衣類を任せたい人では、必要な乾燥容量が変わります。干す衣類が残っても、乾燥機能が無駄になるとは限りません。

反対に、手持ちの服の多くを干したいなら、乾燥機能への予算を抑える選択もできます。家族で意見が分かれるときも、実際に乾燥へ回す衣類を決めると話し合いやすくなります。

低温の方式でも、すべての衣類を乾かせるわけではない

ヒートポンプ式なら衣類を選ばず使える、とは考えないでください。衣類の取扱表示と、洗濯機の説明書にある乾燥できないものを確認します。

素材だけでなく、プリントや装飾などによっても扱いは変わります。乾燥禁止の衣類を、低温の方式だからと自己判断で入れないことが大切です。

メーカーも方式の違いと合わせて、衣類や使い方に応じた選択を案内しています。Panasonicの乾燥機能の違い

必要な方式と容量を残して、型落ちも比較する

今回取り上げた8系列では、新旧で洗濯・乾燥容量が変わらず、基本の乾燥方式も引き継がれています。ただし、制御やコース、手入れの機能まで同じとは限りません。

まず方式と容量が合う系列を決め、その系列の旧型と新型を比べる順序がおすすめです。容量の小さい新型と、大きい旧型を年式だけで比べるより、使い方に合う選択になります。

洗濯12kg・乾燥6kgのヒートポンプ式を検討するなら、LX129EとFの比較が一例です。縦型で乾燥6kgを求めるなら、AW-12VPの新旧モデルを確認できます。

新型への追加費用を判断するときは、新旧8組の変更点で、自分に必要な違いがあるかを見てください。

乾かす服と量が決まったら、設置と使い続ける負担を確認する

乾燥機能を選ぶ要点は3つです。

方式と容量が合ったら、設置寸法、電気代、残る手入れも確認します。乾燥を使い続けられるかは、こうした条件にも関わります。

次は洗濯機のシリーズ一覧で、必要な乾燥方式と容量の候補を探してください。

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