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エアコンのグレードの違いは実質4つ。再熱除湿と省エネにいくら払うかで決める

グレード差の正体は4つ:除湿方式・センサー・自動お掃除・省エネ性能 グレード差の正体は4つ ① 除湿方式(再熱除湿) ② センサー(人感・日射) ③ 自動お掃除 ④ 省エネ性能(APF) 高い機種はこの4つがそろう
グレード差は実質4つ。高い機種はすべてそろい、安い機種は削られています。必要な軸だけに払うのがコツです。

エアコンのグレードの違いは、実質4つだけです。除湿方式・センサー・お掃除・省エネ性能——カタログの機能羅列も、この4軸に絞れば選べます。

10万円台と20万円超で変わるのも、ほぼこの4つ。高い機種はすべてそろい、安い機種は削られています。

だいじなのは「高い機能を本当に使うか」を4軸ごとに見て、必要なところにだけ払うことです。

グレード別のスペックを4社ぶん型番単位で収録しているのが当サイトです。どこに払うかを実データで比べられます。

自分に必要なグレードはどれか、条件で切り分けていきます。

結論から言うと、決め手は「再熱除湿」と「省エネ(APF)」の2つ。シンプルに使うなら普及機、快適さや省エネが欲しいなら中位〜上位機。狙うグレードを型落ちで安く買うのがコツです。

結論:グレード差は4つ。決め手は再熱除湿と省エネ

エアコンのグレード差は、除湿方式・センサー・自動掃除・省エネ性能の4つに絞れます。

高い機種はこの4つがそろい、安い機種は順に削られていきます。

だから「全部入り」を買う必要はありません。自分が使う軸にだけ払えば十分です。

そのうえで、上位機を狙うなら型落ちが有効です。同じグレードの型落ちを選べば、現行モデルより数万円安く、中身はほぼ同じです。

ただし「普及機と同じ予算で型落ちのフラッグシップ」とはいきません。再熱除湿やAPF7の省エネには、はっきりした価格差があります(後述)。

エアコンのグレード差4つを整理する

まず、4つの違いを、普及機(下位機種)と上位機で比べます。

項目 普及機 上位・フラッグシップ機
除湿方式 弱冷房除湿 再熱除湿の搭載が多い
センサー 簡易 人感・日射など高度
自動お掃除 省略される機種も ほぼ搭載
省エネ(APF) 5.7〜5.8 6.7〜7.1

(当サイト収録の現行モデルの傾向。10畳クラスのAPF(カタログ値)の範囲。)

ポイントは、快適さを左右する除湿方式と、電気代にかかわる省エネ性能の2つです。

センサーと自動掃除は「あると便利」ですが、決め手になりにくい軸です。

加湿・換気・空気清浄などの付加機能もありますが、これらも選択の決め手にはなりにくい機能です。

つまりグレード選びは、「除湿と省エネにいくら払うか」でほぼ決まります。

再熱除湿とは?必要な人・不要な人

再熱除湿が必要な人(寒くならず除湿したい)と不要な人(冷房中心・弱冷房で足りる) 再熱除湿が必要な人・不要な人 ◎ 必要な人 梅雨や冬に寒くならず除湿したい △ 不要な人 夏の冷房が中心 除湿は弱冷房で足りる
寒くならずに除湿したい人には再熱除湿が向いています。冷房中心なら普及機の弱冷房除湿で足ります。

再熱除湿は、部屋を冷やしすぎずに湿気だけを取る除湿方式です。

いったん冷やした空気を温め直してから戻すため、肌寒くならずに除湿できます。

そのぶん、温め直す動作を挟むため、通常の除湿より電気を使います。

梅雨や初夏の「寒いのにジメジメ」がつらい人には、再熱除湿が向いています。

搭載は上位機が中心です。日立・三菱の上位機に多く、ダイキン(さらら除湿)とパナソニックは別方式で考え方が異なります。

搭載の有無は各製品ページに記載しているので、候補機種で確認してください。

どのメーカーのどのシリーズに載っているかは、収録254機種を数えたエアコンの除湿と冷房どっち?にまとめています。

逆に、夏の冷房が中心の人や、除湿は弱冷房で足りる人には、再熱除湿は不要です。

省エネ性能(APF)の差は電気代でいくら?

省エネ性能はAPFで表され、数字が大きいほど電気代が安くなります。

普及機はAPF5.7〜5.8、フラッグシップは6.7〜7.1と、確かに差があります。

たとえば10畳クラスの普及機と上位機を比べます。期間消費電力量は929kWh(APF5.7)と746kWh(APF7.1)です。

電気代にすると、その差は年およそ5,700円になります(31円/kWhで計算)。

まとまった差ですが、これを本体価格の差と比べて判断します。

期間消費電力量から年間の電気代を計算する方法と、世代差の実額は、型落ちエアコンの電気代ガイドにまとめています。

省エネにいくら払う価値があるかは、そちらの試算とあわせて判断してください。

自動お掃除機能の効果と限界

自動お掃除は、フィルターのホコリを自動で取ってくれる機能です。

フィルター掃除の手間が減るのは確かで、中位機以上に多く搭載されています。

ただし限界もあります。掃除してくれるのは基本的にフィルターまでで、熱交換器や内部のカビは別です。

内部の汚れは、結局クリーニングが必要になります。

クリーニングの料金と、お掃除機能付きだと高くなる理由はエアコンのカビ対策で解説しています。

「掃除が完全に不要になる」わけではない、と割り切って選ぶのが現実的です。

【実例】10畳クラス・払う額でこう変わる

10畳の目安:普及機¥7〜10万(APF5.7)→中位¥14〜16万(APF6.7〜6.9・再熱)→上位型落ち¥22.8万〜(APF7.1) 10畳クラス・払う額で変わる中身 普及機 約7〜10万円 APF5.7・再熱除湿なし 中位機 約14〜16万円 APF6.7〜6.9・再熱除湿あり 上位機 型落ち約22.8万〜 APF7.1・全部入り
10畳の目安。上位ほど段階的に高くなり、普及機と同じ予算にはなりません。狙うグレードを型落ちで安く買うのがコツ。

エアコンは、機能を足すほど段階的に高くなります。10畳クラスの当サイト収録価格で見てみます。

ここで大事なのは、「普及機と同じ予算で、型落ちのフラッグシップが買える」わけではないことです。上位機は型落ちで数万円下がっても、普及機の価格帯(7〜10万円)までは下がりません。

型落ちが役立つのは別の場面です。狙ったグレードを、現行モデルより数万円安く買える——これが型落ちの正しい使い方です。同じフラッグシップでも、型落ち世代なら現行より安く、中身はほぼ同じだからです。

省エネ(APF)の電気代差は前の章のとおり年およそ5,700円。再熱除湿がどうしても欲しいか、APF7の省エネまで求めるか——ここで予算の掛け方を決めます。

実際の型落ち価格と在庫は毎日変わるので、各シリーズページで確認してください。→ エアコンの型落ち・歴代モデル一覧

普及機で十分な人の条件

もちろん、普及機で十分な人も多くいます。

次のような使い方なら、上位機の機能は持て余しがちです。

この場合は、必要な畳数の普及機を選べば、無駄なく安く収まります。

上位機を無理にすすめられても、使わない機能に払う必要はありません。

結論:グレードは「除湿と省エネにいくら払うか」で決める

要点をまとめます。

これで、使わない機能に払わず、必要な快適さにだけ投資する選び方ができます。

グレードの候補が決まったら、各シリーズページでスペックと型落ち価格を比べましょう。→ エアコンの型落ち・歴代モデル一覧

関連ガイド

トップページでは型番からの検索もできます。