除湿機の電気代は方式で倍違う。1時間5.6円〜18円の目安と節約のコツ
除湿機の電気代は、方式しだいで倍以上変わります。「同じ除湿機だから電気代も似たようなもの」という思い込みは、ここで外れます。
差が出るのはコンプレッサー式とデシカント式の消費電力です。つけっぱなしの時間が長いほど、この差は大きくなります。
この記事では、当サイト掲載機種の実際の消費電力をもとに、方式別の1時間・1か月の電気代の目安と、エアコンの除湿との比べ方、節約のコツまでまとめました。
計算はシンプルです。
- 1時間あたりの電気代(円)= 消費電力(W)÷ 1000 × 電気料金(円/kWh)
- 電気料金は目安単価の31円/kWhで計算します(契約プランによって前後します)
- たとえば消費電力180Wなら、0.18 × 31 = 約5.6円/時
読めば、買ってから「電気代が高すぎた」と後悔しない方式選びができます。
結論から言うと、電気代を抑えるならコンプレッサー式です。デシカント式は、同じ容量クラスのコンプレッサー式の倍以上かかります。
方式別・電気代の目安
当サイト掲載機種の消費電力をもとに、1時間あたり・1日5時間で1か月(30日=150時間)使った場合の目安です。
| 方式 | 消費電力の目安 | 1時間あたり | 1か月(5時間/日) |
|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 | 約180〜415W | 約5.6〜13円 | 約840〜1,930円 |
| ハイブリッド式 | 約185〜340W | 約5.7〜11円 | 約860〜1,600円 |
| デシカント式 | 約570W | 約18円 | 約2,650円 |
(電気料金31円/kWhで計算。実際の消費電力は運転モード・湿度・気温で変動し、料金単価も契約で異なります。)
上の表は1日5時間の目安で、つけっぱなしにするほど方式差がそのまま上乗せされます(1日8時間なら約1.6倍、24時間なら約4.8倍)。
※デシカント式は当サイト掲載ではシャープ CV-U60〔約570W〕が代表=1機種のため、単一値で示しています。
ひとことで言えば、コンプレッサー式がいちばん電気代が安く、デシカント式は高い。
ヒーターを使うデシカント式は、同じ容量クラスでもコンプレッサー式の倍以上かかります。
機種の例で見る電気代
- コロナ CD-P63(コンプレッサー・6.3L/約180W)
1時間 約5.6円。毎日5時間でも1か月 約840円。電気代重視ならこのクラスが優秀。 - 三菱 サラリ MJ-M120(コンプレッサー・12L/約385W)
1時間 約12円、1か月 約1,790円。パワーがある分やや上がります。 - シャープ CV-U60(デシカント・5.6L/約570W)
1時間 約18円、1か月 約2,650円。容量は小さめでもヒーターのぶん電気代は高めです。 - パナソニック 120シリーズ(エコ・ハイブリッド・12.5L/約225W)
1時間 約7円。通年使えてこの電気代は省エネ寄りです。
エアコンの除湿(ドライ)とどっちが安い?
「エアコンの除湿で十分では?」と考える人は多いはずです。
電気代だけで単純比較はできませんが、目安と使い分けはこうです。
- エアコンの除湿(ドライ)は1時間あたりおおむね数円〜十数円。
部屋を冷やしながら除湿する「弱冷房除湿」は、除湿機と同等か安いこともあります。
ただし室温が下がるため夏向きです。
室温を保ったまま除湿する「再熱除湿」は、いったん冷やした空気を温め直すぶん電気代が高めです。 - 除湿機が向くのは、次の4つの場面です。
- ① 脱衣所・クローゼット・洗面所など閉め切った狭い空間のピンポイント除湿
- ② エアコンだと寒くなる梅雨や冬の結露対策
- ③ 風を当てて速く乾かす部屋干し(衣類乾燥)
- ④ エアコンの無い部屋でも移動して使える
- ざっくり言えば、夏の広いリビングを涼しくしながら除湿するならエアコン。
部屋を閉め切って湿気をしっかり取る・衣類を乾かす・通年で使うなら除湿機です。
エアコンである程度下げてから除湿機で仕上げる併用も効率的です。
電気代を抑える5つのコツ
- 夏メインならコンプレッサー式を選ぶ
節約の効果がいちばん大きいのは方式の選択です。デシカント式は冬限定・脱衣所など用途を絞ると無駄が出ません。 - 部屋に合った容量を選ぶ(オーバースペックを避ける)
大容量機ほど消費電力も大きめ。広さに対して過剰だと電気代だけ高くなります。→ 何畳に何L?適用畳数の選び方 - 湿度設定や自動運転を活用する
目標湿度に達したら抑えめに動くモードを使えば、つけっぱなしより節約になります。 - サーキュレーターや送風を併用して時短
早く乾けば運転時間が短くなり、結果的に電気代も下がります。→ 部屋干しが速い除湿機の選び方 - フィルターをこまめに掃除する
ホコリ詰まりは除湿効率を落とし、余計な電力を使う原因になります。
型落ちでも電気代は基本変わらない
消費電力は同じシリーズ・同じ方式なら年式が変わっても据え置きのことがほとんどです。
つまり、型落ちを安く買っても電気代(ランニングコスト)は最新とほぼ同じ。得するのは本体価格の差だけです。
ただし例外は上位ハイブリッド(パナソニックのエコ・ハイブリッドとシャープCV-UH160)。最新のほうが消費電力が下がっている年があります(例:パナは旧約245W → 最新約225W)。
この比較の消費電力は、いずれも除湿運転〈強〉時(60Hz)の公式スペック値です。最大値ではなく、除湿時の値でそろえて比べています。
ここは最新が省エネで有利なケース。各製品ページの「最新モデルとの違い」で確認してください。
- 方式そのものの違い → 除湿方式の選び方
- 型落ちの狙い方 → 除湿機の型落ちはお得?選び方とおすすめ
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