除湿機の方式の違いは?コンプレッサー式・デシカント式の電気代比較と型落ちの狙い目
除湿機は、夏中心ならコンプレッサー式、冬まで1台でこなすならハイブリッド式が基本です。冬に強いデシカント式もありますが、いま選べる機種はわずか。いずれにせよ、まず「除湿方式」から選ぶのが正解です。
本体のデザインや畳数から選ばれがちですが、先に方式を外すと「夏は効くのに冬は効かない」「電気代が思ったより高い」といったミスマッチが起きます。
方式が違うと、得意な季節・電気代・運転音・室温の上がり方がまるで変わるからです。
この記事では、実際に売られている機種の消費電力・運転音などのスペックで3方式の違いを比べました。読めば、自分の使い方に合う方式と、同方式を安く買う型落ちの狙い目が分かります。
結論から言うと、使う季節に合う方式を選べば、あとは同方式の型落ちを安く狙うのが基本です(上位ハイブリッド=パナソニックとシャープCV-UH160は最新が有利)。
3方式をひとことで
- コンプレッサー式
夏に強く、電気代が安い。いま売られている除湿機の主流。 - デシカント(ゼオライト)式
冬に強く、軽い。本体も手ごろだが、電気代は高め。 - ハイブリッド式
夏も冬も使える通年タイプ。本体は高め。
迷ったときの基本の分かれ目はこうです。
- 夏の部屋干し・梅雨対策が中心 → コンプレッサー式
- 冬の結露・寒い脱衣所が中心 → デシカント式
- 一年中1台で済ませたい → ハイブリッド式
ここまでは、方式の「技術的な得意」です。ただし実際に売られている機種で見ると、デシカント式は少数派で、選べるモデルが多くありません。
そのため、冬も使いたい・一年中1台で済ませたいなら、冬までこなすハイブリッド式のほうが現実的です。冬の結露や脱衣所に特化した、軽い1台が欲しいときの具体的な機種は、デシカント式で挙げます。
コンプレッサー式
エアコンの除湿と同じく、空気を冷やして水分を結露させて取り除く仕組みです。
- 梅雨〜夏の高い湿度に強く、消費電力が小さいのが最大の長所。室温をほとんど上げないので、暑い時期の部屋干しに向きます。
- 消費電力はおおむね 180〜400W 台。
例えばコロナ CD-P63(6.3L)は約180W、三菱 サラリ MJ-M120(12L)でも約385W。
電気代にすると1時間あたり約5.6〜12円。後述のデシカント式より、ぐっと安く済みます。 - 弱点は気温が低い冬。室温が下がると結露しにくくなり、除湿力が落ちます。
- 圧縮機を積むぶん運転音はやや大きめ(強運転で約38〜47dB、静音・弱運転なら34〜39dB)で、本体も重くなりがち。
本体価格もデシカント式よりやや高めの傾向です。 - → いま市場の主力。
コロナ Hシリーズ・三菱 サラリ・シャープ CV-U190 などがこのタイプ。
夏メインの1台なら、まずここが基本です。
この方式の定番=コロナ Hシリーズ。年式違いが同性能で、型落ちを安く狙えます。
「エアコンの除湿と同じ仕組みなら、エアコンでいいのでは?」と思う人も多いはず。電気代の比較と使い分けは除湿機の電気代はいくら?で解説しています。
デシカント(ゼオライト)式
乾燥剤(ゼオライト)に湿気を吸わせ、ヒーターで温めて水分を取り出す仕組みです。
- 気温が低い冬でも除湿力が落ちにくいのが長所。
寒い脱衣所や北側の部屋、冬の結露対策に向きます。 - コンプレッサーを積まないので軽量・コンパクト。
構造がシンプルなぶん本体価格も手ごろになりやすく、圧縮機特有の低い唸り音が出ないのも利点です。 - 弱点は電気代。
ヒーターを使うため消費電力が大きく、例えば シャープ CV-U60(5.6L・デシカント)は約570Wで、1時間あたり約18円。
同クラスのコンプレッサー式の倍以上です。 - ヒーターのぶん室温が数℃上がるため、夏場の使用には不向き。冬は逆にこれが利点になります。
- 運転音は静音運転なら38dB前後と控えめ。
ただし速乾運転ではヒーター送風のファン音が大きくなります(シャープ CV-U60 で速乾51dB/音控えめ38dB)。
「圧縮機の唸りは無いが、ファン音はモード次第」と覚えておくと選びやすいです。
デシカント式は、現行の選択肢がごく少ない方式です。 冬も夏も使う・通年で1台なら、冬までこなすハイブリッド式のほうが現実的でしょう。
それでも、冬の脱衣所や結露対策に特化した、軽くて手ごろな1台が欲しいなら——実質的な選択肢がシャープ CV-U60系(現行CV-U60/型落ちのCV-T60)です。冬メイン・軽さ重視ならここになります。
寒い脱衣所や冬の部屋干しで使うなら → 部屋干しが速い除湿機の選び方。
ハイブリッド式/エコ・ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式(ヒーター)を1台に組み合わせ、季節に応じて使い分ける方式です。
- 夏も冬も通年でしっかり除湿できるのが最大の長所。気温で効きが落ちる季節がありません。
- シャープ CV-UH160 は、夏はコンプレッサー・冬はデシカントに自動で切り替わるオールシーズンタイプ。
パナソニック の上位モデル(ナノイーX搭載)も、コンプレッサーとヒーターを状況に応じて併用するエコ・ハイブリッドです。
最新のエコ・ハイブリッドは旧型より消費電力が下がっている年があり(上位機で約245W→約225W)、ここは型落ちより最新が有利です。 - 弱点は本体価格が高めなこと。両方の仕組みを積むぶんコストが上がります。
- 運転音は強運転で約41〜49dB(シャープ CV-UH160 は強41dB/音控えめ35dB)。
コンプレッサー式と同程度〜やや静かなレンジです。 - → 一年中1台で済ませたい・引っ越しても使い回したい人に。
この方式の定番=シャープ CV-UH160・パナソニック 120シリーズ。どちらも最新が有利な進化型で、型落ちより最新を選びます。
方式 × 季節・コスト早見
| 夏(梅雨) | 冬 | 電気代 | 運転音 | 本体価格 | |
|---|---|---|---|---|---|
| コンプレッサー式 | ◎ | △ | 安い | やや大きめ(強38〜47dB) | 中くらい |
| デシカント式 | △(室温上昇) | ◎ | 高め | モード差大(静音38〜速乾51dB) | 安い |
| ハイブリッド式 | ◎ | ◎ | 中くらい | 普通(強41〜49dB) | 高め |
(上の比較は当サイト掲載機種の傾向です。同じ方式でも機種によって差があります。)
運転音dBは各機種の公式スペック値で、強・速乾など最大運転時の代表値。実際の体感は弱・静音モードでより静かになります。
本体価格は、一般に ハイブリッド>コンプレッサー>デシカント の順です。積む仕組みの数が、そのまま価格の差になります。
方式が決まったら「型落ち」で安く
最後に、方式選びの分かれ目をもう一度まとめます。
- 夏の部屋干し・梅雨対策が中心 → コンプレッサー式
- 一年中1台で済ませたい・冬も使いたい → ハイブリッド式(機種が多く、現実的な選択肢)
- 冬の結露や脱衣所に特化+軽さ重視 → デシカント式(少数派。実質シャープ CV-U60系)
方式と除湿能力が同じなら、年式が一つ前の“型落ち”でも実力はほぼ変わらず、価格だけ安いことがほとんどです。
コンプレッサー式・デシカント式の多くは、年式更新が型番末尾の変更だけで主要スペックは据え置きだからです。性能はそのまま、支払う金額だけ減らせます。
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衣類乾燥除湿機 200(ハイブリッド系)・前世代
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衣類乾燥除湿機 CV-U60(デシカント5.6L)・前世代
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衣類乾燥除湿機 120(ハイブリッド系)・前世代
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(参考価格は楽天の値で変動します。「◯円お得」は同じシリーズの最新機種との価格差です。在庫・価格は時点のもので、最新の状況は各製品ページの購入リンク先でご確認ください。)
ただし上位ハイブリッド式(パナソニックのエコ・ハイブリッドとシャープCV-UH160)は例外。最新のほうが除湿能力アップ・消費電力ダウンと進化している年があります。
各製品ページの「最新モデルとの違い」で差を確認してください。
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