写真がきれいなプリンター、型落ち6色の選び方。キヤノン・エプソンの狙い目
写真がきれいに印刷できるかどうかは、ほぼインクの構成(色数と種類)で決まります。本体の新しさではありません。
そしてインクの構成は、同じシリーズなら世代が変わってもほとんど据え置きです。新しいモデルで進化するのは主に無線接続・操作画面・印刷速度で、写真の仕上がりそのものではありません。
だから「型落ちだと画質が一世代分おとるのでは」という心配は要りません。画質は年式ではなく色数で決まるからです。
この記事では、写真向け6色機の選び方と、いま買える型落ちの狙い目を、価格・在庫つきの一覧でまとめます。
読み終えれば、画質の心配をせずに、同じ仕上がりの写真機を安く選べるようになります。
結論から言うと、写真目的なら最新を待つより、一つ前の6色機を安く買うのが得です。
写真がきれいに出るかは「インク」で決まる
本体の見た目や画面サイズより先に、まずインクを見ます。写真画質を左右するのは次の2点です。
① インクの色数(6色か4色か)
- 6色機
基本の4色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)に、淡い色などを加えた構成です。
肌色や空のグラデーション、暗い部分の階調がなめらかに出ます。 - 4色機
文書印刷が主目的です。写真も印刷できますが、6色機ほどの繊細さは出にくいです。 - → 写真重視なら6色機。具体的にはキヤノン TS8系、写真を最重視するならXK5系(フォトブルー入りのプレミアム6色)、エプソン EP-8系・EP-81系・EP-7系が該当します。
同じ6色でも、中身はシリーズで少し違います。
- キヤノン TS8系 … 標準の6色(染料5色+顔料の黒)
- キヤノン XK5系 … 青〜白の粒状感を抑える「フォトブルー」を足したプレミアム6色
- エプソン EP-8系・EP-81系 … 6色すべて染料
- エプソン EP-7系 … EP-8系と同じ6色染料で、より手ごろな価格帯。予算重視で写真6色を安く始めたいなら、まず候補になります
より本格的に写真を残したいなら、フォトブルー入りのXK5系まで視野に入ります。手ごろに始めるならEP-7系が最安クラスです。
② 染料インクか顔料インクか
- 染料インク
発色が鮮やかで、光沢紙にきれいに乗ります。6色機の写真用インクは染料が中心です。 - 顔料インク
文書のにじみに強く、速乾性があります。写真の鮮やかさでは染料に一歩譲ります。 - 多くの6色機は「黒は顔料、カラーは染料」のハイブリッド。
文書のくっきりさと写真の美しさを両立しています。
補足: 5色機(キヤノン TS7系)は「写真もそこそこ・本体は安め」の中間タイプです。
L判をたまに刷る程度なら選択肢になりますが、写真をしっかり残したいなら6色機をおすすめします。
いま狙い目の「6色・型落ち」一覧
写真向けの6色機のうち、いま買えて(在庫あり)、最新モデルより安い型落ちを安い順に並べました。
同じシリーズなら写真画質はほぼ据え置き。ここが「お得に良い写真機を買う」狙い目です。
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PIXUS TS8系・2世代前
L判コスト約22.9円
参考価格(本体)¥25,9802026/8/4時点
最新TS8930より約8,170円お得
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PIXUS TS8系・前世代
L判コスト約22.9円
参考価格(本体)¥26,9802026/8/4時点
最新TS8930より約7,170円お得
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PIXUS TS8系・4世代前
L判コスト約23.0円
参考価格(本体)¥31,8002026/8/4時点
最新TS8930より約2,350円お得
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PIXUS TS8系・3世代前
L判コスト約22.9円
参考価格(本体)¥32,8002026/8/4時点
最新TS8930より約1,350円お得
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PIXUS XK系(6色プレミアム)・2世代前
L判コスト約10.8円
参考価格(本体)¥51,1502026/8/4時点
最新XK510より約220円お得
(参考価格は楽天の値で変動します。「◯円お得」は同じシリーズの最新機種との価格差です。L判コストはメーカー公表値で、未公表の機種は「—」としています。在庫・価格は時点のもので、最新の状況は各製品ページの購入リンク先でご確認ください。)
用途別のおすすめ
- 日常のL判プリント(子どもの写真・記録)
6色機ならどれでも十分きれいです。上の一覧表で安い型落ちを選べばOK。 - 年賀状・はがき
6色機+各社のはがき作成アプリが定番。キヤノン TS系・エプソン EP系どちらも対応しています。 - A4の作品プリント・少し本格的に
写真上位の大画面機(キヤノン TS8系・エプソン EP-8系)。
4.3型タッチ画面で操作しやすく、写真補正の機能も充実しています。
作品づくりまで踏み込むなら、フォトブルー入りのキヤノン XK5系も選択肢に入ります。
キヤノンとエプソン、写真ならどっち?
結論はシンプルです。写真も文書も1台でこなすならキヤノン、光沢紙の写真プリント中心ならエプソンが合っています。
理由は、同じ「6色」でもインクの中身が違うからです。
- キヤノン TS8系・XK5系 = 染料5色+顔料黒のハイブリッド
写真は染料カラーで鮮やかに、普通紙の文書は顔料黒でくっきり。
書類やプリント類も同じ1台で刷りたい人向きです。 - エプソン EP-8系・EP-81系・EP-7系 = 6色すべて染料
ライトシアン・ライトマゼンタの淡色2色で、肌や空のグラデーションが得意です。
文書の黒も染料なので、普通紙の黒文字のくっきりさは顔料黒のキヤノンに一歩譲ります。 - 青空の粒状感まで抑えて作品づくりなら、キヤノン XK5系
フォトブルーを足したプレミアム6色で、空や白い被写体のざらつきを抑えます。
ランニングコストにも差があります。L判1枚あたりの目安(メーカー公表値)は次のとおりです。
- キヤノン XK5系 … 約11円(本体は高めでも、インク代は6色機で最安クラス)
- キヤノン TS8系 … 約21〜23円
- エプソン EP-8系 … 約24.8円
- エプソン EP-81系・EP-7系 … 約35円(本体が安いぶん、インク代は高め)
算出条件はメーカーごとに異なるため、あくまで目安です。詳しくはインク代が安いプリンターの一覧で比較できます。
仕上がりのイメージは、各社の公式ページでも確認できます。
どちらを選んでも、型落ちで安く買えることは変わりません。迷ったら「文書も多いならキヤノン、写真がほとんどならエプソン」で選べば大丈夫です。
なぜ「写真目的こそ型落ち」が得なのか
- 写真画質を決めるインク構成・印刷解像度は、同じシリーズなら世代でほとんど変わりません。
- 新モデルで新しくなるのは、主に無線接続・操作画面・印刷速度など。写真の仕上がりそのものではありません。
- だから「写真がきれい」を求めるなら、最新を待つより一つ前の6色機を安く買うのが合理的です。
ひとつだけ注意点があります。世代の変わり目では、対応インクの型番が変わることがあります(例:エプソン EP-886A → EP-887A で「カメ」→「カニ」、キヤノン TS8430 → TS8530 で BCI-381系 → BCI-331系)。
写真画質そのものは変わりませんが、インクの買い置きや互換品選びに関わります。型落ちを買うときは、対応インクの型番だけ確認しておくと安心です。
買う前の確認には、次のガイドが役立ちます。
- 型落ちと最新で迷ったら → プリンターは型落ちと最新どっちを買うべき?
各機種ページの「最新モデルとの違い」で、写真に関わる差がないかも確認してください。 - 型落ち選びの全体像 → 型落ちプリンターの選び方とおすすめの狙い目
- 6色機はインク代も高めなので → インク代が安いプリンターの一覧
結論:写真プリンターは「一つ前の6色機」を安く買う
- 写真画質はインクの構成で決まり、同じシリーズなら世代でほぼ据え置き。
- だから写真目的は、最新を待つより一つ前の6色機を安く買うのが得。
- 短所はインク代が高めなこと。ランニングコストもあわせて確認を。
- 染料インクは長期保存で少しずつ退色します。大切な写真は、アルバムや暗所での保管が基本です。
同じ画質の写真機を安く買えれば、浮いたお金を写真用紙やインク代にまわせます。
なお本記事は、家庭で使うA4複合機が対象です(A3対応機や専用フォトプリンターは扱っていません)。
次の一歩は、いま狙い目の「6色・型落ち」一覧から在庫のある型落ちを選ぶことです。
関連ガイド
- 型落ちプリンターの選び方とおすすめの狙い目。何世代前まで買っていい?
- プリンターの買い時と安い時期はいつ?新モデル発売周期から見る型落ちの狙い目
- プリンター型番の読み方。EP・TS・DCP-Jの意味と世代の見分け方
- プリンターは型落ちと最新どっちを買うべき?後悔しない判断基準
- 安いプリンターは型落ちが得?じつは最新が最安。エントリー機をTS3730で検証
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