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格安エアコンは無名メーカーで大丈夫?大手の型落ちと寿命・電気代・修理を比較

「工事費込みで4万円台。聞いたことのないメーカーだけど、安いなら…」と迷っていませんか。

そのとき、頭をよぎる不安はだいたい次の3つです。

値段だけを見ると判断を間違えます。安い本体には、見えないコストが後からついてくるからです。
この記事を読めば「安物買いの銭失い」を避けて、自分の使い方に合う一台を選べます。

結論から言うと、確かめるのは“知名度”ではなく〈PSEマーク・連絡先・修理と部品の窓口〉の3つ。同じ予算で迷ったら、直して長く使える大手の型落ちが無難です。

結論:知名度でなく「直せるか」で選ぶ。迷ったら大手の型落ち

安いエアコンで確かめる3つ:PSEマーク・連絡先・修理と部品の窓口 確かめるのは知名度でなくこの3つ ① PSEマークがあるか ② 販売元・製造元の連絡先 ③ 修理と部品の窓口 3つ分かれば無名でも恐れすぎない
確かめるのはメーカーの知名度ではなく、この3つ。分かれば安いモデルも候補にできます。

安いエアコンで見るべきは、メーカーが有名かどうかではありません。

見るべきは次の3つ。PSEマーク(国の安全基準に適合した印)、販売元・製造元の連絡先、修理と部品の窓口です。

確認する場所も決まっています。

この3つがそろっていれば、名前を聞き慣れないモデルでも過度に恐れる必要はありません。

逆に、3つのどれかが分からないほど安い製品は、壊れたときに連絡がつかず「使い切り」になりがちです。

そのうえで、同じくらいの予算で迷うなら、大手の型落ちが無難です。壊れても直して長く使える体制が、価格に含まれているからです。

このあと、その理由を寿命・電気代・修理の実データで見ていきます。

そもそも「無名メーカー」を正しく分ける

安いブランドは2種類:国内サポートのある実在メーカーと、実体が読めない激安ノーブランド 安い=危険ではない。2つに分ける ◎ 国内サポートのある実在メーカー アイリスオーヤマ・コロナ(国内) ハイセンス等(日本法人あり) △ 実体が読めない激安品 連絡先・PSE・修理窓口が不明 「売り切り」で後が続かない恐れ
安いブランドは2種類。国内に窓口のある実在メーカーと、実体が読めない激安品は分けて考えます。

「無名メーカー」とひとくくりにすると、判断を誤ります。安いブランドは、実は2種類に分かれるからです。

ひとつは、国内にサポートを持つ実在メーカーです。

これらは「聞き慣れない」だけで、ノーブランドではありません。相談先も保証もあります。

もうひとつが、連絡先やPSEマークが分からないまま極端に安い製品です。

こちらは、故障や発火のときに連絡がつかない恐れがあります。

つまり「買ってはいけない」のは、無名メーカーそのものではありません。連絡先・PSE・修理窓口が読めない、実体不明の激安品のほうです。

つまり分ける軸は、名前の知名度ではありません。PSEマーク・連絡先・修理窓口があるか、です。実在メーカーかどうかは、各社の公式サイトで数分あれば確認できます。

値段は「無名の新品」が安い。差がつくのは電気代でなく“10年後”

差が出るのは買うときの本体価格と、使う10年の修理・サポート 差が出るのはいつ? 買うとき 無名の新品が本体で数万円安い 使う10年 部品・修理・サポートで差が出る 電気代 同じ能力帯ならブランド差はほぼ無い
差が出るのは「買うときの本体価格」と「使う10年の修理・サポート」。電気代はブランドではほぼ変わりません。

正直に言うと、本体価格そのものは、無名の格安機のほうが安いことが多いです。

6畳用なら、格安ブランドの新品が本体2万円台後半から4万円台前半。大手の普及機は、現行でも型落ちでも本体5〜8万円前後が目安です。

同じ大手でも幅があります。パナソニックや富士通の普及機は5万円前後、ダイキンのEシリーズは型落ちでも6万円前後からです。

では電気代で無名が損をするかというと、ここは思い込みが入りがちです。

省エネ性能(APF)は、ブランドの有名・無名ではなく「グレードと能力帯」で決まります。

たとえば14畳・4.0kWでは、格安ブランドの普及機も、大手のダイキンEシリーズや三菱の霧ヶ峰GVも、そろってAPF4.9です。6畳の小さいクラスも、格安機と大手の普及機はほぼ同じ水準になります。

だから「無名は電気代が高い」と決めつけるのは正確ではありません。電気代の差は、無名か大手かではなく、普及機か上位機かで開きます(→ グレードの違い)。

では本当の差はどこに出るのか。買った後の“10年”、つまり故障したときの部品・修理・サポートです。ここは次の章で数字で見ます。

【実データ】同じ畳数で「無名の新品」と「大手の型落ち」を並べる

本体価格と省エネの目安を、同じ畳数で並べます。

畳数 無名の新品(本体) 大手の普及機(本体) 省エネ性能(APF)
6畳 約3〜4万円 約5〜8万円 5.8前後
14畳 約7〜9万円 約10〜13万円 4.9前後

(本体のみの目安・工事費は別。価格.comの実売傾向で、実売は日々変わります。省エネ性能は同じ能力帯なら無名も大手の普及機もほぼ同水準です。)

読み取れることは2つです。

ひとつ、本体価格の差は数万円あります。ここは無名の新品に分があります。

ふたつ、同じ能力帯なら省エネ性能はほぼ横並びです。電気代で取り返せる差ではありません。

省エネ性能を電気代に直すと、6畳クラスで年におよそ2.2万円、14畳クラスで4.8万円ほど(期間消費電力量×31円/kWhで計算)。同じ能力帯なら、無名でも大手でもこの金額はほとんど変わりません。

ひとつ注意があります。普及グレードは、型落ちでも現行と価格差が小さめです。大きく値下がりするのは上位グレードの型落ちのほうです。

なので「大手を安く」と考えるなら、上位グレードの型落ちや、量販店の工事費込みセールで価格が重なる場面が狙い目です(→ 安い時期・買い時)。

実際の型落ち価格は毎日変わるので、各シリーズページで確認してください。→ エアコンの型落ち・歴代モデル一覧

大手の型落ちに含まれる「10年の安心」の中身

大手の10年の安心:部品およそ10年・冷媒回路保証5年・全国の修理窓口 価格に含まれる「10年の安心」 ① 補修部品をおよそ10年保有 規約の最低基準9年・大手は10年 ② 冷媒回路の保証がおよそ5年 本体保証1年+冷媒5年が一般的 ③ 全国の修理・相談の窓口 出張修理・部品取り寄せが頼める 撤退・窓口なしだと途絶えやすい
大手の価格には、部品およそ10年・冷媒保証5年・全国の修理窓口という「直せる体制」が含まれています。

エアコンは、メーカーが示す設計上の標準使用期間が10年ほど。一方で実際の平均使用年数は13年を超えます(内閣府の消費動向調査)。

つまり多くの家庭は、部品が保有される期間を過ぎても使い続けています。だから「直せるかどうか」が、使える年数を左右します。

本体が数万円高くても、大手の型落ちには「直して長く使える体制」が付いてきます。中身は3つです。

① 補修用性能部品を、製造打ち切り後およそ10年保有

公正競争規約が定める最低基準は9年で、ダイキン・パナソニック・日立は公式に10年としています。

部品がある間は、壊れても直せる可能性が高いということです。

ひとつ正直に書いておきます。この10年は、買った日ではなく製造を打ち切った時点から数えます。

つまり2〜3年前のモデルを選ぶと、残りは7〜8年ほど。長く使う部屋ほど、古すぎない年式の型落ちを選ぶのが安全です。

② 冷媒回路の保証がおおむね5年

エアコンで高くつく心臓部が、5年は保証でカバーされます(本体保証は1年が一般的)。

③ 全国に修理・相談の窓口がある

電話がつながり、出張修理や部品の取り寄せが頼めます。

ここで「無名だと本当に直せないの?」という疑問がわきます。

一律に「直せない」とは言えません。前章で挙げた実在メーカーは、国内に修理窓口を持っています。

気をつけたいのは、市場から撤退したメーカーや、国内に窓口を持たない製品です。この場合は部品も相談先も途絶えやすく、「修理より買い替え」になりがちです。

実際に困るのは、修理を頼んでも「その部品はもう無い」と言われる場面です。窓口があれば取り寄せに数日かかっても直せますが、供給が終わると同じ故障でも買い替えになります。

しかもエアコンは、買い替えると再設置の工事費もかかります。本体が使えなくなる以上の出費になる、というのが痛いところです。

判断は、名前ではなく客観条件で。「国内に修理・部品の窓口があるか」「撤退していないか」を見れば十分です。

壊れたとき、どこに連絡するか

本体をネットで買って工事を別に頼むと、窓口が分かれます。先に整理しておくと迷いません。

保証書と工事業者の連絡先を一緒に保管しておくと、いざというとき早く動けます。

工事費は本体メーカーで変わらない。総額と「使う場所・年数」で決める

もうひとつ、見落としがちな事実があります。

エアコンの工事費は、本体のメーカーや機種では変わりません。同じ畳数・同じ設置環境なら、無名の格安機でも大手の型落ちでも、標準工事費はほぼ同じです。

地域の工事業者に頼む場合の目安は、6〜12畳で約1.3〜1.7万円、14畳クラスで約2万円前後です(配管延長などは別途)。

18畳以上の大きい機種や、家電量販店・工事付きサービスに頼む場合は、2〜3万円台になることもあります。

つまり、本体の安さだけで総額は決まりません。「本体+工事+その後の修理」まで含めて比べるのが安全です。

広告の「工事費込み4万円台」と本体価格を比べるときは、本体に工事費を足して並べます。本体7万円の大手型落ちなら、標準工事を足して8〜9万円台。これで同じ土俵の数字になります。

標準工事に含まれない追加費用(配管の延長、200Vへの切替、化粧カバーなど)は、本体だけ購入して取り付けを頼むに相場をまとめています。

工事は本体と別に頼めます。地域の業者に相見積もりを取ると、総額を抑えやすくなります。

エアコン取付に使える最大3,000円OFFクーポン配布中(8/19まで)

本体を安く買っても、取り付け工事費しだいで総額は変わります。いまはくらしのマーケットで、取付予約にも使える期間限定クーポンを配布中です。

  • 10,000円以上の予約で1,000円OFF
  • 15,000円以上で2,000円OFF
  • 20,000円以上で3,000円OFF(エアコン取付はこの価格帯に届くことが多いです)

獲得したクーポンは、お住まいの地域の取付業者を料金と口コミで比べてから使えます。

本体選びから設置までまとめて任せたい人向けに、エアコン本体+取付工事のセットもあります。

工事や総額の考え方は、こちらにまとめています。→ 本体だけ購入して取り付けを頼む

使う場所・年数で選ぶ:長く使うなら大手型落ち、短時間なら実在の格安メーカーも可 使う場所・年数で選び分ける ◎ 大手の型落ち リビング・長時間・長く住む ○ 実在の格安メーカーも可 寝室・子供部屋・短期の住まい △ 実体不明の激安品は避ける
長く使う部屋は大手の型落ち、短時間の部屋なら実在の格安メーカーも候補。実体不明の激安品は避けます。

最後は、使う場所と年数で選び分けます。

実在の格安メーカーを選ぶなら、販売店の延長保証で修理の備えを足す手もあります。加入できるのは購入時だけ、というのが一般的です。

ただし延長保証は、修理代の備えにはなっても、部品そのものの代わりにはなりません。部品の供給が終わっていれば、保証が残っていても直せないことがあります。

自分の部屋に合う畳数は、こちらで確認できます。→ 畳数の選び方

結論:数万円の差で「10年直して使える安心」を買う

要点をまとめます。

言い換えると、大手の型落ちを選ぶことは、数万円の差で“10年直して使える安心”を買うことです。真夏に壊れて途方に暮れるリスクを、その差額で下げられます。

安く、かつ後悔しないなら、狙い目は上位グレードの型落ちや、価格が重なるセールのタイミングです。

型落ちの現在価格は、各シリーズページで確認できます。→ エアコンの型落ち・歴代モデル一覧

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